今回はTechinics のワイヤレスイヤホン2機種の違いを比較しレビューしていきます。
フラグシップモデルであるEAH-AZ80
同じタイミングで発売されたEAH-AZ60M2
両者の違いを比較していきたいと思います。
EAH-AZ80とEAH-AZ60M2 音質の違い
音質の差は好みの差というレベルではありません。
EAH-AZ80のほうが全体的に優れています。
音質比較表
EAH-AZ80 | EAH-AZ60M2 | |
---|---|---|
特徴 | フラット | 高音よりのややドンシャリ |
高音 | 繊細だが稀に刺さる | キラキラサウンドだが刺さりにくい |
中音 | 厚みがあり優秀 | 滑らか |
低音 | キレがあり迫力が感じられる | 迫力に欠けるが聴き疲れはしない |
解像度 | さらに高い | 高い |
定位 | 優秀 | 普通 |
音場 | 広め、特に奥行き | 普通 |
音質の傾向
EAH-AZ80は音にフォーカスしやすいイヤホンです。
EAH-AZ60M2は滑らかで心地よいイヤホンです。
EAH-AZ80
EAH-AZ80はAZ60M2の低音の欠点が改善され、
低音のキレが増しロックサウンドがノリ良くなりました。
ベースラインも聞き取りやすくカッコいいです。
また、音場の広さと定位の良さが相まって一音一音を聴き取りやすくなりました。
解像度も更に良くなっておりボーカルは立体感を感じさせるような音になりました。
EAH-AZ60M2
EAH-AZ60M2は高音は煌びやかでありながら刺さらず、
中音は滑らかでまったりした女性ボーカルが心地よい音質です。
解像度も高くコスパは良いイヤホンだと感じました。
しかし低音がややボワついておりロックサウンドはノリが悪かったです。
EAH-AZ80とEAH-AZ60M2 機能の違い
音質の違いはドライバーの素材、サイズが異なるので違いが分かりやすいです。
それでは各機能についてはどうでしょうか?
1.ノイズキャンセリング性能
2.アンビエント性能
3.通話マイク性能
Techinicsの人にお話を伺ったところ
上記3点全てAZ80のほうがより性能を向上させているようです。
https://jp.technics.com/products/tws/az80/ 公式サイトのラインナップ比較表を確認すると AZ80とAZ60M2の機能差は無いように見えるので注意が必要です。 |
公開情報によると大きく2つ性能が異なっており具体的には
◎フォワードマイクの性能向上。
◎骨伝導MIXによる明瞭度向上と風切り音減少。
これ以上の詳細は控えるとのことでした。
通話マイク性能の比較
簡単な比較ですがスマホスピーカーにイヤホンを近づけて通話マイクの録音をしてみました。
耳に装着していないので骨伝導MIXの恩恵はありませんが、
AZ80のほうがノイズが少なく明瞭度があり刺さりません。
EAH-AZ80とEAH-AZ60M2 装着感の違い
EAH-AZ80とEAH-AZ60M2は装着感に大きく差があります。
どちらが良い悪いではないですが、実際に耳に付けて違いを確認しておくと良いです。
安定感はAZ80
圧迫感のなさはAZ60M2
EAH-AZ80
AZ80はコンチャフィットといいイヤーピースで支えるだけでなく、
筐体の一部が膨らんでおりコンチャ(耳甲介)にフィットして支える作りになっています。
その恩恵で長時間着けていてもズレ落ちてくることはないです。
しかし、人によってはコンチャ(耳甲介)が痛くなるケースがあります。
私は痛くなるほうの人間でした。
対策としては以下3点です。
◎イヤーピースを推奨のものより1サイズ大きくする。
◎耳に捻じ込み過ぎない。
◎慣れる
当初は1時間も付けているとコンチャ(耳甲介)が痛くなり困ったものでした。
それこそタッチセンサーをタップするだけで痛かったものです。
しかしイヤーピースをLからXLに付け替え、
耳に捻じ込む角度をやや浅めにしたり試行錯誤しているうちに快適になりました。
EAH-AZ60M2
音質と同じく心地よい着け心地です。
5時間程度付けっぱなしでも痛くなることは有りませんでした。
しかし長時間着けていると流石にポジションが変わってくるので、
定期的に押し込んであげると良いです。
EAH-AZ80とEAH-AZ60M2 比較画像
左のブラックがEAH-AZ60M2
右のシルバーがEAH-AZ80
AZ80のケースにはヘアライン仕上げが施されています。
AZ80の蓋には黒いゴムのようなものが張り付けてあり、ケースを閉じるときの音が大人しいです。
まとめ
AZ60M2は2万円台で購入できるコスパの良さが魅力です。
AZ80はTechinicsの技術の粋が集まったフラグシップに相応しい音が魅力です。
また、AZ80はノイズキャンセリング、アンビエント性能、通話マイク性能が向上しています。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
この記事は以上になります。
今回のレビューに使用した音源の一部はこちら↓で紹介しています!
コスパが魅力のAZ60M2単体のレビューはこちら↓
ハイエンド有線イヤホンのレビューはこちら↓
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